機械工作法(1)

新編機械工学講座 14

機械工作法(1)

第1編鋳造は鋳物全般にわたる概論とその進歩発達,製造技術を解説し,第2編溶接法は溶接・切断の技術面と設計,試験検査を述べ,第3編塑性加工は塑性変形の基礎概念と巨視的概念を説く。

ジャンル
発行年月日
1968/06/05
判型
A5 上製
ページ数
282ページ
ISBN
978-4-339-04077-7
機械工作法(1)
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第1編鋳造は鋳物全般にわたる概論とその進歩発達,製造技術を解説し,第2編溶接法は溶接・切断の技術面と設計,試験検査を述べ,第3編塑性加工は塑性変形の基礎概念と巨視的概念を説く。

1編 鋳物
1. 鋳物の意義
1.1 概念
1.2 鋳物の製造方法
1.3 鋳物の種類
問題
2. 鋳物の設計
2.1 一般
2.2 設計の実例
  2.2.1 見切線を直線とする
  2.2.2 中子を無くすくふうをする
  2.2.3 抜けこう配を考慮してやる
  2.2.4「置いて来い」(ルーズピース)をなくす設計とする
2.3 不良を無くす設計の実例
問題
3.鋳造方案
3.1 一般
3.2 鋳物各部の名称
  3.2.1 湯だまり(掛堰,堰鉢)
  3.2.3 湯口(湯口棒,堰棒)
  3.2.3 湯口底とストレーナ
  3.2.4 湯道と湯道先
  3.2.5 堰(ゲイト)
  3.2.6 シュリンカー(サイドフィーダー)
  3.2.7 揚りと押湯
3.3 鋳造方案のたて方
問題
4. 模型
4.1 一般
4.2 模型の種類とその選択
  4.2.1 木型(木製模型)
  4.2.2 金型(金属製模型)
  4.2.3 せっこう型
  4.2.4 樹脂型
  4.2.5 その他
4.3 抜けこう配
4.4 仕上しろ
4.5 鋳物の縮みしろと伸尺
4.6 模型の色分け
4.7 原型模型またはマースタパタン
4.8 見切線
4.9 捨て型
4.10 マッチプレート
4.11 パタンプレート
4.12 特殊な模型
  4.12.1 引型
  4.12.2 かき型とあおり型
  4.12.3 骨組型
問題
5. 鋳物砂と鋳型材料
5.1 一般
5.2 鋳物砂の性質
5.3 鋳物砂の試験
5.4 鋳物砂の調製
問題
6. 鋳型と造型
6.1 一般
6.2 生型鋳造
6.3 表面乾燥型,あぶり型(スキンドライ型)
6.4 乾燥型
6.5 半永久鋳型と永久鋳型
6.6 まね型方
6.7 ガス型法(CO2プロセス,炭酸ガス法)
6.8 シェル型法
6.9 組立型および積重ね造型法
6.10 自硬性鋳型とFS法
6.11 減圧造型法
問題
7. 中子
7.1 一般
7.2 中子の概念
7.3 中子取
7.4 中子の製作
  7.4.1 混練
  7.4.2 中子の型込め
  7.4.3 中子塗型
  7.4.4 乾燥
  7.4.5 中子の硬化
問題
8. 造型機械および器具
8.1 一般
8.2 造型の方法と造型機
  8.2.1 ジョルト
  8.2.2 スキーズ
  8.2.3 ロールオーバ,反転
  8.2.4 サンドスリンガー
8.3 造型機に付属して必要な造型器具
  8.3.1 わく
  8.3.2 きせわくまたはジャケットとバンド
  8.3.3 バイブレータ
  8.3.4 おもり(ウエイト)
  8.3.5 ランマとふるい
  8.3.6 離型剤
問題
9. 溶解炉と溶解法
9.1 一般
9.2 るつぼ炉
9.3 電気炉
  9.3.1 一般
  9.3.2 アーク炉
  9.3.3 誘導電気炉
  9.3.4 抵抗電気炉
9.4 キュポラ
9.5 反射炉
9.6 回転炉
問題
10. 鋳込
11. 特殊鋳造法
11.1 一般
11.2 ダイカスト(ダイ鋳造法)
11.3 遠心鋳造法
  11.3.1 遠心鋳造法
  11.3.2 半遠心鋳造法
  11.3.3 遠心力利用圧力鋳造法
11.4 精密鋳造法
  11.4.1 一般
  11.4.2 ロストワックス法
  11.4.3 ショウプロセス法
  11.4.4 まね型によるろう型鋳造法
11.5 フルモールド法
11.6 金型鋳造法
11.7 コールドセット法
問題
12. はつりと清浄
13. 鋳物の試験と検査
14. 鋳物工場の機械化
14.1 一般
14.2 鋳物砂の回収処理および調製,配合の機械化
14.3 中子および造型方法の機械化
14.4 鋳込の機械化
14.5 溶解に関する機械化
14.6 運搬の機械化
問題
2編 溶接
1. 溶接法総論
1.1 溶接法の概要
  1.1.1 溶接法とは
  1.1.2 溶接法の分類
1.2 溶接技術と工学的問題
問題
2. 融接法
2.1 アーク溶接法
  2.1.1 金属アーク溶接
  2.1.2 炭素アーク溶接
  2.1.3 イナートガスアーク溶接
  2.1.4 サブマージアーク溶接
  2.1.5 そのほかのアーク溶接
2.2 ガス溶接法
  2.2.1 概要
  2.2.2 ガスの種類
  2.2.3 吹管
  2.2.4 溶接棒および溶剤
  2.2.5 吹管の操作
2.3 そのほかの溶接法
  2.3.1 テルミット溶接
  2.3.2 エレクトロスラグ溶接
  2.3.3 電子ビーム溶接
  2.3.4 低温溶接
  2.3.5 超音波溶接
  2.3.6 プラズマジェット法
問題
3. 圧接法
3.1 抵抗溶接
  3.1.1 アプセット溶接
  3.1.2 フラッシュ溶接
  3.1.3 スポット溶接
  3.1.4 シーム溶接
  3.1.5 そのほかの抵抗溶接法
3.2 鍛接法
3.3 冷間圧接
3.4 摩擦溶接
3.5 ガス圧接
問題
4. ろう接
4.1 ろう接の概要
4.2 硬ろう
  4.2.1 黄銅ろう
  4.2.2 銀ろう
  4.2.3 そのほかの硬ろう
4.3 軟ろう
  4.3.1 はんだ
  4.3.2 そのほかの軟ろう
4.4 溶剤
4.5 ろう付け方法
問題
5. 切断法
5.1 ガス切断
  5.1.1 ふつうのガス切断(酸素切断)
  5.1.2 酸素やり切断
  5.1.3 水中切断
  5.1.4 粉末切断
5.2 アーク切断
  5.2.1 炭素アーク切断
  5.2.2 金属アーク切断
  5.2.3 イナートガスアーク切断
  5.2.4 酸素アーク切断
  5.2.5 プラズマジェット切断
問題
6. 溶接設計法
6.1 溶接継手の種類
6.2 開先形状の種類
6.3 溶接継手の強度と設計
  6.3.1 許容応力と安全率
  6.3.2 設計上の注意事項
6.4 継手の強度計算の実例
  6.4.1 突合せ継手の場合
  6.4.2 前面すみ肉溶接の場合
  6.4.3 側面すみ肉溶接の場合
6.5 溶接応力とひずみ
  6.5.1 溶接残留応力
  6.5.2 溶接ひずみと変形
  6.5.3 残留応力やひずみに対する施行方法
問題
7. 溶接の試験および検査
7.1 溶接における欠陥と検査法
  7.1.1 溶接における欠陥
  7.1.2 溶接試験の種類
7.2 非破壊検査
  7.2.1 外観検査
  7.2.2 X線検査
  7.2.3 γ線検査
  7.2.4 磁気的検査
  7.2.5 超音波探傷法
  7.2.6 圧力検査
7.3 破壊試験による検査
  7.3.1 圧力破壊試験
  7.3.2 化学試験
  7.3.3 金属組織試験
問題
3編 塑性加工
1. 塑性加工総論
1.1 塑性加工の概要
  1.1.1 塑性加工とは
  1.1.2 塑性加工の種類
1.2 変形抵抗
  1.2.1 引張応力-ひずみ曲線
  1.2.2 応力ひずみ曲線の形
  1.2.3 塑性加工における実際の変形
1.3 熱間加工と冷間加工
1.4 加工速度
1.5 塑性加工における仕事
1.6 塑性加工における加工限界
問題
2. 鍛造加工
2.1 鍛造作業と材料の変形
  2.1.1 鍛造作業
  2.1.2 鍛造における材料の変形
2.2 鍛造材料と加熱温度
2.3 鍛造用機械
  2.3.1 自由鍛造ハンマ
  2.3.2 型鍛造用ドロップハンマ
  2.3.3 プレス鍛造機械
2.4 鍛造用型
問題
3. 押出しおよびせん孔加工
3.1 押出しおよびせん孔加工の特徴
  3.1.1 押出しおよびせん孔加工とは
  3.1.2 押出し方式
  3.1.3 押出し温度
  3.1.4 潤滑
3.2 押出し作業と材料の変形
  3.2.1 材料の流れ
  3.2.2 押出し力
3.3 押出し機械
問題
4. 圧延加工
4.1 圧延加工の特長
  4.1.1 圧延加工とは
  4.1.2 分塊圧延
  4.1.3 形材および線材の圧延
  4.1.4 板材の圧延
  4.1.5 管の圧延
4.2 圧延作業と材料の変形
  4.2.1 材料の流れ
  4.2.2 圧延加工に要する力
4.3 圧延機の形式と圧延方式
問題
5. 引抜き加工
5.1 引抜き加工の特徴
  5.1.1 引抜き加工とは
  5.1.2 線材の製造
  5.1.3 管の引抜き加工
5.2 引抜き作業と材料の変形
  5.2.1 引抜き用ダイスと材料の流れ
  5.2.2 引抜き加工するときの力
5.3 引抜き機械
問題
6. 冷間圧縮加工
6.1 冷間圧縮加工の特徴
6.2 冷間すえ込加工
6.3 冷間押出し加工
6.4 衝撃押出し加工
6.5 圧印加工
問題
7. 転造加工
7.1 転造加工の特徴
7.2 ねじ転造加工
7.3 歯車の転造加工
7.4 そのほかの転造加工
問題
8. プレス加工
8.1 せん断加工
  8.1.1 せん断加工の概要
  8.1.2 せん断現象
  8.1.3 せん断するときの力
8.2 曲げ加工
  8.2.1 曲げ加工の概要
  8.2.2 スプリングバック
  8.2.3 曲げ加工限度
  8.2.4 曲げに要する力
8.3 深絞り加工
  8.3.1 深絞り加工の概要
  8.3.2 深絞りの変形過程
  8.3.3 深絞り作業
  8.3.4 再絞り加工
8.4 そのほかの特殊な加工法
  8.4.1 ゲーリン法
  8.4.2 マーフォーム法
  8.4.3 ハイドロフォーム法
  8.4.4 スピニング加工法
問題
9. 高エネルギ速度加工
9.1 概要
9.2 爆発成形
9.3 液中放電成形
9.4 電磁力成形
9.5 圧縮ガスによる高速鍛造
問題解答
索引

堤 信久(ツツミ ノブヒサ)

葉山 益次郎(ハヤマ マスジロウ)