流体力学の基礎(1)

機械系 大学講義シリーズ 13

流体力学の基礎(1)

  • 中林 功一 名工大名誉教授・愛知工科大名誉教授 工博
  • 伊藤 基之 名工大名誉教授・愛知工科大名誉教授 工博
  • 鬼頭 修己 名工大名誉教授 工博

大学の機械工学系学科の標準的な教科書として,流体力学における種々の基礎式をその力学的な意味と導出過程にポイントをおいて説明し,適宜例題を配して理解が深まるよう工夫した。各項目は学年進行にあわせ系統的に並べ(2)に続く。

ジャンル
発行年月日
1993/03/25
判型
A5 上製
ページ数
186ページ
ISBN
978-4-339-04047-0
流体力学の基礎(1)
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大学の機械工学系学科の標準的な教科書として,流体力学における種々の基礎式をその力学的な意味と導出過程にポイントをおいて説明し,適宜例題を配して理解が深まるよう工夫した。各項目は学年進行にあわせ系統的に並べ(2)に続く。

1. 流体の諸性質
1.1 はじめに
1.2 単位系
  1.2.1 国際単位系(SI)
  1.2.2 工学単位系(重力単位系)
  1.2.3 CGS単位系
1.3 密度と比体積
1.4 圧縮性
1.5 ニュートンの粘性法則
1.6 表面張力
  1.6.1 表面張力による圧力差
  1.6.2 毛管現象
2. 静止流体の力学
2.1 圧力の等方性
2.2 圧力分布
2.3 液柱圧力計の原理
2.4 静止流体中の壁面に働く力
  2.4.1 平面壁に働く力
  2.4.2 曲面壁に働く力
2.5 浮揚体の安定
2.6 相対的静止状態の液面形状
  2.6.1 等加速度直線運動
  2.6.2 回転運動
3. 定常1次元流れ
3.1 流線と流管
3.2 連続の式
3.3 運動方程式
3.4 ベルヌーイの定理
3.5 ベルヌーイの定理の応用例
  3.5.1 タンクからの流出
  3.5.2 断面積変化のある管路の流れ
  3.5.3 よどみ点近くの流れ
3.6 回転場のエネルギー式
4. 流量・流速測定の原理
4.1 流量の測定
  4.1.1 オリフィスとノズル
  4.1.2 ベンチュリ管
  4.1.3 せき 
4.2 流速の測定
  4.2.1 ピトー管
  4.2.2 熱線流速計
  4.2.3 レーザ・ドップラー流速計
5. 運動量理論
5.1 運動量の法則
5.2 運動量の法則の応用例
  5.2.1 噴流による力
  5.2.2 一定速度で運動する物体が受ける力
  5.2.3 曲がり管に働く力
5.3 角運動量の法則とその応用例
6. 次元解析と相似則
6.1 次元解析
6.2 次元解析の例
6.3 流れの相似則
6.4 力学的相似
  6.4.1 流体の粘性が重要な流れ
  6.4.2 重力の影響が重要な流れ
  6.4.3 圧縮性の影響が重要な流れ
  6.4.4 表面張力が重要な流れ
7. 管路の流れ
7.1 管路のエネルギー式
  7.1.1 1次元流れに対するエネルギー式
  7.1.2 非圧縮性流体のエネルギー式
  7.1.3 圧縮性流体に対するエネルギー式
7.2 流体摩擦と管摩擦係数
7.3 円管の管摩擦係数
7.4 非円形管の管摩擦係数
7.5 管路の諸損失
  7.5.1 急拡大に伴う損失
  7.5.2 急縮小に伴う損失
  7.5.3 ゆるやかに拡大する管(ディフューザ)の損失
  7.5.4 曲がり管の損失
8. 流体力学の基礎式
8.1 速度と加速度の表示法
  8.1.1 ラグランジュ表示
  8.1.2 オイラー表示
8.2 流線の式
8.3 連続の式
8.4 理想流体の運動方程式とベルヌーイの定理
8.5 流体塊の変形と回転
  8.5.1 平行な流れと伸縮のある流れ
  8.5.2 回転
  8.5.3 せん断変形
  8.5.4 流れ場と変形
8.6 循環と渦度
8.7 ナヴィエ-ストークスの式
8.8 理想流体と粘性流体の流れ解析における境界条件の相違
9. 層流の理想的解析
9.1 2平板間のポアズイユ流れ
9.2 平板が急に運動する場合の流れ
9.3 おそい流れ
9.4 流体潤滑理論
10. 2次元ポテンシャル流の基礎
10.1 速度ポテンシャル
10.2 流れ関数
10.3 等速度ポテンシャル線と流線
10.4 複素ポテンシャル
10.5 簡単な流れの複素ポテンシャル
  10.5.1 平行な流れ
  10.5.2 原点からの吹き出し,または吸い込み
  10.5.3 自由渦
10.6 流れの重ね合せの原理
10.7 吹き出しと吸い込みの重ね合せ,および二重吹き出し
10.8 鏡像の方法
10.9 平行流中におかれた円柱まわりの流れ
10.10 円柱まわりに循環を加えた流れ
10.11 等角写像とその応用
  10.11.1 角をまわる流れ
  10.11.2 ジュウコフスキーの変換
参考文献
索引

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中林 功一(ナカバヤシ コウイチ)

伊藤 基之(イトウ モトユキ)

鬼頭 修己(キトウ オサミ)