情報ネットワーク概論 - ネットワークとセキュリティの技術とその理論 -

情報ネットワーク概論 - ネットワークとセキュリティの技術とその理論 -

情報ネットワークの基本を体系的・学問的に学べるよう,初学者にもわかりやすく解説。情報処理技術者試験の試験対策として使用できる

ジャンル
発行年月日
2014/10/03
判型
A5
ページ数
224ページ
ISBN
978-4-339-02484-5
情報ネットワーク概論 - ネットワークとセキュリティの技術とその理論 -
在庫あり
2営業日以内に出荷致します。

定価

3,080(本体2,800円+税)

カートに入れる

電子版を購入

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介

情報ネットワークの基本を体系的・学問的に学べるように,初学者にもわかりやすく解説。情報処理技術者試験のネットワークとセキュリティに関する出題範囲も十分にカバーしているため,試験対策として使用することもできる。

1. 情報ネットワークの歴史と基本技術
1.1 現状のネットワーク
1.2 インターネット
 1.2.1 インターネットの歴史
 1.2.2 パケット交換技術
1.3 固定通信ネットワーク
 1.3.1 電話の歴史
 1.3.2 固定通信ネットワークの構成
 1.3.3 回線交換技術
1.4 移動通信ネットワーク
 1.4.1 移動通信ネットワークの歴史
 1.4.2 移動通信ネットワークの基本構成
 1.4.3 無線通信技術
 1.4.4 ネットワーク制御技術

2. ネットワークのプロトコル
2.1 階層モデルと標準化
 2.1.1 プロトコル階層モデル
 2.1.2 標準化
2.2 物理層とデータリンク層
 2.2.1 物理層
 2.2.2 データリンク層
 2.2.3 LAN技術
 2.2.4 データリンク層のその他のプロトコル
2.3 ネットワーク層
 2.3.1 ネットワーク上におけるアドレスの仕組み
 2.3.2 IPアドレス
 2.3.3 サブネットマスク
 2.3.4 ネットワークアドレスとブロードキャストアドレス
 2.3.5 IPパケットの寿命
 2.3.6 その他のプロトコル(ICMP,ARP)
 2.3.7 パケット到達の仕組み
 2.3.8 経路制御の仕組みと種類
 2.3.9 RIP【中級】
 2.3.10 OSPF【中級】
 2.3.11 BGP【中級】
 2.3.12 IPv6
2.4 トランスポート層
 2.4.1 トランスポート層のおもな機能
 2.4.2 トランスポート層のプロトコル
 2.4.3 TCP
 2.4.4 UDP
2.5 アプリケーション層
 2.5.1 アプリケーション層のプロトコル
 2.5.2 名前解決(DNS)
 2.5.3 電子メール(SMTP,POP3)
 2.5.4 ハイパーテキストの転送(HTTP)
 2.5.5 ファイル転送(FTP)

3. インターネット
3.1 ネットワークアーキテクチャ
3.2 ISP
 3.2.1 ISPとは
 3.2.2 ISPの提供するサービス
3.3 インターネットとの接続
 3.3.1 加入者線による接続
 3.3.2 モバイルコンピューティング
 3.3.3 インターネットとLANの接続
 3.3.4 SINET

4. 情報セキュリティ
4.1 セキュリティの基本とマネジメント
 4.1.1 利便性とセキュリティ
 4.1.2 リスクマネジメント
 4.1.3 情報システムにおけるリスク対応
 4.1.4 セキュリティ要件と攻撃の種類
4.2 暗号技術
 4.2.1 暗号化と復号
 4.2.2 秘密鍵暗号方式
 4.2.3 公開鍵暗号方式
 4.2.4 ハイブリッド暗号方式
 4.2.5 Diffie-Hellman鍵交換方式【中級】
 4.2.6 離散対数問題【中級】
 4.2.7 RSA暗号
 4.2.8 RSA暗号によるディジタル署名
 4.2.9 一方向性ハッシュ関数【中級】
 4.2.10 ディジタル署名アルゴリズムDSA【中級】
 4.2.11 楕円曲線上の演算【上級】
 4.2.12 ペアリングによる3者間Diffie-Hellman鍵交換方式【上級】
 4.2.13 素因数分解と素数判定【中級】
 4.2.14 電子選挙とRSAブラインド署名【中級】
 4.2.15 電子決済
 4.2.16 電子透かし
 4.2.17 クッキーとプライバシー
 4.2.18 ソーシャルメディアとプライバシー
4.3 ネットワークセキュリティと対策
 4.3.1 認証と承認
 4.3.2 ネットワークの脆弱性
 4.3.3 Webアプリケーションの脆弱性
 4.3.4 バッファオーバーフロー【中級】
 4.3.5 コンピュータウイルス
 4.3.6 無線LANのセキュリティ
 4.3.7 ソーシャルエンジニアリング
 4.3.8 ファイアウォールと防御システム
 4.3.9 VPN【中級】
 4.3.10 セキュリティチェック【中級】

5. ネットワークの理論
5.1 待ち行列理論
 5.1.1 待ち行列モデル
 5.1.2 出生死滅過程
 5.1.3 M/M/1
 5.1.4 M/G/1【上級】
 5.1.5 ネットワーク性能評価への適用例【上級】
5.2 グラフ理論
 5.2.1 グラフの基礎
 5.2.2 最短経路問題
 5.2.3 フローネットワーク【中級】
 5.2.4 最小費用フローアルゴリズム

6. 今後の情報ネットワーク
6.1 ユビキタスネットワーク
 6.1.1 無線通信技術に基づいたアクセス技術
 6.1.2 コアネットワークの技術
6.2 無線アドホックネットワーク
 6.2.1 データリンク層のプロトコル
 6.2.2 ネットワーク層のプロトコル
 6.2.3 今後の無線アドホックネットワーク
6.3 無線センサネットワーク
 6.3.1 時刻同期と位置情報
 6.3.2 データリンク層のプロトコル
 6.3.3 ネットワーク層のプロトコル
 6.3.4 今後の無線センサネットワーク
6.4 SDN
6.5 P2P
6.6 グリッドコンピューティング
6.7 クラウドコンピューティング

引用・参考文献
索引

井関 文一(イセキ フミカズ)

元々は計算物理(コンピュータを使用して物理の問題を解く研究)をやっていました.その後はネットワークアプリケーションを中心にICTの教育への応用などについての研究を行っています.また最近流行りのメタバース関連の研究も2007年頃から細々とやっています.現在日本で唯一のオープンなメタバース(OpenSimulator)サービスの主催者でもあります.(2022年3月)

金光 永煥(カネミツ ヒデヒロ)

金 武完(キム ムワン)

鈴木 英男(スズキ ヒデオ)

花田 真樹(ハナダ マサキ)

吉澤 康介(ヨシザワ コウスケ)

教科書採用される教員・指導者向け 関連資料申込
本書に掲載している図表のデータ(PowerPoint)