ネットワークプロトコルとアプリケーション

ネットワークプロトコルとアプリケーション

本書は,発展し続けるネットワークの基礎を大学で学ぶ際に必要と思われる,プロトコル技術とアプリケーションの実現技術を多角的に記述している。内容を基礎的な項目と中級レベルの項目に分け,学習者と教師双方の便宜を図った。

ジャンル
発行年月日
2010/06/25
判型
A5
ページ数
232ページ
ISBN
978-4-339-02448-7
ネットワークプロトコルとアプリケーション
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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本書は,発展し続けるネットワークの基礎を大学で学ぶ際に必要と思われる,プロトコル技術とアプリケーションの実現技術を多角的に記述している。内容を基礎的な項目と中級レベルの項目に分け,学習者と教師双方の便宜を図った。

1. ネットワークと標準化
1.1 標準化
 1.1.1 デファクトスタンダードとISO
 1.1.2 その他の標準化組織
1.2 RFC
1.3 OSI参照モデルとTCP/IP
 1.3.1 OSI参照モデルの簡単な説明
 1.3.2 OSI参照モデルと郵便との対比
 1.3.3 カプセル化とカプセル化の解除
1.4 ネットワーク上の中継器
 1.4.1 物理層での中継器
 1.4.2 データリンク層での中継器
 1.4.3 ネットワーク層での中継器
 1.4.4 アプリケーション層での中継器

2. メディア(ケーブル)と物理層
2.1 物理層の機能
2.2 LANにおけるメディアのトポロジー(形状)
 2.2.1 バス型
 2.2.2 リング(ループ)型
 2.2.3 スター型
2.3 中継器(リピータハブ)
2.4 物理層のプロトコル

3. データリンク層
3.1 データリンク層の機能
 3.1.1 LLC副層の機能
 3.1.2 MAC副層の機能
3.2 MACアドレス
3.3 メディアアクセス方式
 3.3.1 CSMA/CD
 3.3.2 トークンリング
3.4 中継器(スイッチングハブ)
 3.4.1 コリジョンドメインの分割
 3.4.2 半二重と全二重通信
 3.4.3 スパニングツリープロトコル【中級】
 3.4.4 ポートトランキング【中級】
 3.4.5 スイッチングハブによるフロー制御【中級】
 3.4.6 ポートミラーリング【中級】
3.5 データリンク層のプロトコル
 3.5.1 HDLC
 3.5.2 PPP
3.6 イーサネット
 3.6.1 イーサネットの概要
 3.6.2 DIXイーサネットとIEEE802.3
 3.6.3 イーサネットフレームのスイッチング
3.7 誤り検出
 3.7.1 パリティチェック
 3.7.2 チェックサム
 3.7.3 巡回冗長検査
3.8 VLAN【中級】
 3.8.1 ポートVLANとVLANタギング
 3.8.2 VLAN環境でのルーティング
3.9 無線LAN【中級】
 3.9.1 無線LANの概要
 3.9.2 無線LAN規格(IEEE802.11 シリーズ)
 3.9.3 衝突検出
 3.9.4 ESS-ID(SS-ID)
 3.9.5 無線LANの通信モード
 3.9.6 無線LANのセキュリティ

4. ネットワーク層
4.1 ネットワーク層(インターネット層)の機能
4.2 IPアドレス
 4.2.1 IPアドレスの構造とサブネットマスク
 4.2.2 ネットワークアドレスとブロードキャストアドレス
 4.2.3 IPアドレスの分類
 4.2.4 サブネットマスクの再定義
 4.2.5 ARP
4.3 IPパケットの構造【中級】
4.4 CIDRを使用した場合のIPアドレスの計算【中級】
 4.4.1 CIDRとプレフィックス長表記
 4.4.2 CIDR例題
4.5 マルチキャスト通信【中級】
4.6 ICMP
 4.6.1 pingコマンド
 4.6.2 traceroute(tracert)コマンド
4.7 ネットワークコマンドの操作【中級】
 4.7.1 MACアドレスとIPアドレスの表示
 4.7.2 pingコマンド
 4.7.3 traceroute(tracert)コマンド
 4.7.4 ARPテーブルの表示
4.8 ルーティング
 4.8.1 ルーティングプロトコルの分類
 4.8.2 代表的なルーティングプロトコル
 4.8.3 小規模ネットワークでの設定例【中級】
 4.8.4 経路情報の集約【中級】
 4.8.5 論理ネットワークの定義とルータの役割
4.9 VPN
 4.9.1 VPNとは
 4.9.2 トンネリング技術
 4.9.3 レイヤ2VPNとレイヤ3VPN
 4.9.4 VPNの問題点
 4.9.5 代表的なVPNとその基本プロトコル
4.10 IPv6
 4.10.1 IPv4の問題点
 4.10.2 IPv6のアドレス表記と構造
 4.10.3 IPv6のアドレスの割り当て【中級】
 4.10.4 ルーティングアドレスの集約【中級】
 4.10.5 Plug and Play【中級】
 4.10.6 IPsec【中級】
 4.10.7 QoS
 4.10.8 IPv6パケットの構造【中級】
 4.10.9 IPv4からIPv6への移行

5. トランスポート層(TCPとUDP)
5.1 トランスポート層の機能
5.2 TCP
 5.2.1 TCPにおけるコネクションの確立
 5.2.2 TCPにおけるコネクションの終了【中級】
 5.2.3 TCPセグメントの構造【中級】
5.3 UDP
 5.3.1 UDPのコネクションレス指向通信
 5.3.2 UDPセグメントの構造【中級】
5.4 ポート番号
 5.4.1 ポート番号によるプロセスの識別
 5.4.2 ポート番号の割り当て
 5.4.3 クライアント・サーバ(C/S)モデルでのポート番号
5.5 ポートスキャン
 5.5.1 ポートスキャナ
 5.5.2 telnetコマンドによる手動TCPポートスキャン【中級】
5.6 NAPT
 5.6.1 NATとNAPT
 5.6.2 NAPTによるアドレス・ポート番号変換【中級】
 5.6.3 NAT(NAPT)越えの問題【中級】

6. アプリケーション層のプロトコル
6.1 サーバプロセス
 6.1.1 クライアント・サーバ(C/S)モデル
 6.1.2 デーモン
6.2 DNS
 6.2.1 FQDN
 6.2.2 FQDNの形式
 6.2.3 DNSの階層構造
 6.2.4 再帰モードと非再帰モード【中級】
 6.2.5 DNSレコード【中級】
 6.2.6 nslookupコマンド【中級】
 6.2.7 digコマンド【中級】
6.3 SMTPとPOP3
 6.3.1 SMTP
 6.3.2 エンベロープ【中級】
 6.3.3 MIME【中級】
 6.3.4 OP25B【中級】
 6.3.5 POP3
6.4 HTTPとHTTPS
 6.4.1 HTTP
 6.4.2 HTTPS
6.5 TELNETとSSH
 6.5.1 TELNET
 6.5.2 SSH
6.6 その他のネットワークアプリケーション
 6.6.1 FTP
 6.6.2 DHCP
 6.6.3 SIP
 6.6.4 RTP,RTCP
 6.6.5 NFS
 6.6.6 SAMBA
 6.6.7 LDAP
 6.6.8 NTP
 6.6.9 Proxyサーバ
 6.6.10 スーパーデーモン
6.7 パケットアナライズ

7. Webとメール
7.1 HTTP
 7.1.1 HTTPの基本
 7.1.2 動的Webページ
 7.1.3 Cookie
7.2 Webサービス
 7.2.1 Webサービスの構成
 7.2.2 Webサービスの技術
7.3 メール:SMTP,POP3
 7.3.1 1対1コミュニケーションツールとしての電子メール
 7.3.2 SMTP
 7.3.3 POP3
7.4 電子メールシステムの問題点と対策

8. P2Pとグリッド
8.1 P2Pネットワーク
 8.1.1 P2Pネットワークの特徴
 8.1.2 ファイルの共有・交換サービス
8.2 グリッド
 8.2.1 グリッドコンピューティング
 8.2.2 グリッドミドルウェア
 8.2.3 AD-POWERsを用いたPCグリッド

9. リアルタイムアプリケーション
9.1 ストリーミング
 9.1.1 ストリーミングの基本構成
 9.1.2 情報圧縮技術
 9.1.3 リアルタイム通信技術
9.2 IP電話
 9.2.1 回線交換技術による電話サービス
 9.2.2 IP電話の基本構成
 9.2.3 シグナリング用プロトコルH.323
 9.2.4 音声品質
9.3 SIP
 9.3.1 SIPの基本
 9.3.2 SIPを用いたアプリケーションの実現

索引

井関 文一(イセキ フミカズ)

元々は計算物理(コンピュータを使用して物理の問題を解く研究)をやっていました.その後はネットワークアプリケーションを中心にICTの教育への応用などについての研究を行っています.また最近流行りのメタバース関連の研究も2007年頃から細々とやっています.現在日本で唯一のオープンなメタバース(OpenSimulator)サービスの主催者でもあります.(2022年3月)

金 武完(キム ムワン)

森口 一郎(モリグチ イチロウ)

関連資料(一般)

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