情報基礎学演習

情報基礎学演習

既刊の「情報基礎学」「情報基礎学詳説」とで三部作を形成する演習編で,現在における研究開発の理論や技術,手法,アルゴリズムに直接関係した問題(実際例)と解答を平易に解説した。

ジャンル
発行年月日
1986/02/10
判型
A5 上製/箱入り
ページ数
344ページ
ISBN
978-4-339-02205-6
情報基礎学演習
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定価

4,290(本体3,900円+税)

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既刊の「情報基礎学」「情報基礎学詳説」とで三部作を形成する演習編で,現在における研究開発の理論や技術,手法,アルゴリズムに直接関係した問題(実際例)と解答を平易に解説した。

第1章 情報基礎学演習のあらまし
 1.1 はじめに
 1.2 信号処理レベルにおける情報基礎学の立場
  1.2.1 多値画像の2値出力装置による擬似濃淡表現
  1.2.2 音声の音韻構造情報の時間的安定性に着眼した環境雑音除去法
 1.3 構造記述レベルにおける情報基礎学の立場
  1.3.1 情報基礎学の通信伝送・情報処理での活用
  1.3.2 名簿を例とした文書構造の各種レベルの記述と情報量
  1.3.3 図面のパターン理解による高度変換処理
第2章 情報源の観点
 2.1 情報源
 2.2 絵と地ー信号(情報)と雑音(背景)
  2.2.1 信号と雑音(S/N系,信号・信号と背景(S/S’系)
  2.2.2 信号と雑音系(S/N系)
 2.3 多値パターンと2値パターン
  2.3.1 線図形の濃淡パターンデータ
  2.3.2 多値パターンの2値擬似濃淡表現
  2.3.3 擬似カラー画像の作成
 2.4 人工情報源ー拘束条件の知識と物理量・処理量とのトレードオフ
  2.4.1 線図形の知識
  2.4.2 タスクの知識の利用
 2.5 コード・ビット・ベクトルと情報量
  2.5.1 アナログとディジタル
  2.5.2 コード・ビット・ベクトル表現とデータ量
第3章 観測・記述単位の設定の仕方
 3.1 観測・記述の単位と変換関数
 3.2 時間パターンと空間パターン
  3.2.1 メモリを介して時間パターンから空間パターンへ
  3.2.2 サンプリング 
 3.3 基礎的処理・局所処理
  3.3.1 基礎的処理
  3.3.2 統計処理
  3.3.3 局所処理  
 3.4 観測空間
  3.4.1 入力装置での単位メッシュ観測
  3.4.2 バッファメモリでの走査線群観測
  3.4.3 局所空間と大局空間
 3.5 記述単位
  3.5.1 数値群・パラメータ群
  3.5.2 単位メッシュから各種パラメータへ
  3.5.3 高次記述シンボルへの変換
第4章 モデルの構築
 4.1 入力パターンの構造化とモデル  
 4.2 モデル記述の階層性
  4.2.1 モデル記述のレベル
  4.2.2 モデル記述の階層と機能
 4.3 入力パターンの構造把握記述
  4.3.1 入力パターンの規格化
  4.3.2 構造記述要素の抽出
  4.3.3 記述要素のマージ・規則表現
  4.3.4 モデルとの整合
 4.4 入力パターンの構造化
  4.4.1 情報圧縮指向の構造化ー符号化
  4.4.2 多目的指向の符号化
 4.5 モデルの構築
  4.5.1 固定モデル
  4.5.2 適応モデル
  4.5.3 対話型モデル
  4.5.4 モデルの蓄積形式
第5章 適応制御と知能処理
 5.1 断層構造での適応制御
 5.2 選択・決定ルール
  5.2.1 決定ルール・保留ルール
  5.2.2 クラス分けの特徴
 5.3 ボトムアップ・トップダウン・バックトラック
  5.3.1 文字列のトップダウン知識と文字のボトムアップ処理
  5.3.2 線図形での線ストロークの補間
      ーS/S'系での保留領域の線ストロークの復元ー
  5.3.3 構成要素のバックトラック検出
 5.4 文書処理での適応制御と知能処理
  5.4.1 複合文書(新聞)の記事自動抽出
  5.4.2 文書パターン理解の高位レベルからのバックトラック
  5.4.3 文字の適応的配置・割付
 5.5 総合的知能処理の例
  5.5.1 文書・写真のパターン理解と、選択・抽出ならびに高品質表示・清書
  5.5.2 地図・図面の知能処理(変換・翻訳)
索引
   

坂井 利之(サカイ トシユキ)