バイオ情報学 - パーソナルゲノム解析から生体シミュレーションまで -

電子情報通信レクチャーシリーズ D-23

バイオ情報学 - パーソナルゲノム解析から生体シミュレーションまで -

バイオ情報学は,生命現象に関する知識なしには成り立たない学問である。本書では,パーソナルゲノム解析に焦点をあて,個体差をもたらす遺伝子型と変異型を結びつけるための知識と先端技術について解説。用語集と多数の文献も収録。

ジャンル
発行年月日
2009/06/30
判型
B5
ページ数
172ページ
ISBN
978-4-339-01883-7
バイオ情報学 - パーソナルゲノム解析から生体シミュレーションまで -
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定価

3,300(本体3,000円+税)

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バイオ情報学は,生命現象に関する知識なしには成り立たない学問である。本書では,パーソナルゲノム解析に焦点をあて,個体差をもたらす遺伝子型と変異型を結びつけるための知識と先端技術について解説。用語集と多数の文献も収録。

1. はじめに
 1.1 遺伝子情報学からパーソナルゲノム情報学へ
 1.2 複雑系としての生命
 1.3 本書の構成
 本章のまとめ
 参考図書

2. パーソナルゲノム解析
 2.1 パーソナルゲノム解析とは
 2.2 高性能DNAシークエンシング技術
 2.3 倫理的・法律的・社会的諸問題(ELSI)
 本章のまとめ

3. ゲノム変異解析
 3.1 ゲノム変異解析とは
 3.2 単一塩基多型(SNP)
 3.3 塩基欠失変異(INDEL)
 3.4 遺伝子コピー数変異
 3.5 高密度DNAアレイ
 談話室 三毛猫には,なぜオスがいないのか?
 本章のまとめ

4. 疾患関連遺伝子探索
 4.1 疾患関連遺伝子探索とは
 4.2 ゲノムワイド相関解析
 4.3 分割表のχ2検定による有意性判定
 4.4 多重検定問題
 談話室 みんなで引けば,くじ運が上昇する?
 4.5 FDR
 4.6 糖尿病ゲノムワイド相関解析
 4.7 候補遺伝子探索
 本章のまとめ

5. トランスクリプトーム解析
 5.1 トランスクリプトームとは
 5.2 遺伝子発現機構
 5.3 遺伝子発現解析
 5.4 expression QTL解析
 本章のまとめ

6. プロテオーム解析
 6.1 プロテオームとは
 6.2 タンパク質間相互作用ネットワーク
 6.3 転写後発現調節
 6.4 診断バイオマーカ探索
 本章のまとめ

7. メタボローム解析
 7.1 メタボロームとは
 7.2 メタボローム解析手法
 7.3 化学量論的行列解析
 7.4 メタボノミクス
 談話室 グルコース取込みトランスポータ(GLUT)のkm値はなぜ違う?
 本章のまとめ

8. オントロジー
 8.1 オントロジーとは
 8.2 参照オントロジーの設計思想
 8.3 オントロジー構築法
 本章のまとめ

9. モデリング
 9.1 モデリングとは
 9.2 Popperianモデル
 9.3 Baconianモデル
 9.4 遺伝子発現制御ネットワーク推定
 9.5 ネットワークモチーフ抽出
 9.6 パラメータ最適化
 本章のまとめ

10. 薬物相互作用予測
 10.1 薬物相互作用予測とは
 10.2 薬物相互作用オントロジー
 10.3 薬物動態モデルの自動生成
 10.4 仮想ポピュレーション
 本章のまとめ

引用・参考文献
用語解説
あとがき
索引

小長谷 明彦(コナガヤ アキヒコ)

「電子情報通信学会誌」2010年2月号(vol.93,No.2,2010)書評掲載 掲載日:2017/07/25
書評をこちらからご覧いただけます。

掲載日:2021/06/25

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