人間情報工学 - バイオニクスからロボットまで -

テレビジョン学会教科書シリーズ 11

人間情報工学 - バイオニクスからロボットまで -

「人間情報工学」を「脳の情報処理の探求と実現」に焦点を合わせて,この研究に多大な示唆を与えてくれた先人たちの業績をたどりながら,ニューロをはじめ最新の分野もとり入れて基礎知識と思考力,応用力が身につくよう記述した。

ジャンル
発行年月日
1996/01/30
判型
A5 上製
ページ数
280ページ
ISBN
978-4-339-01061-9
人間情報工学 - バイオニクスからロボットまで -
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定価

3,850(本体3,500円+税)

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「人間情報工学」を「脳の情報処理の探求と実現」に焦点を合わせて,この研究に多大な示唆を与えてくれた先人たちの業績をたどりながら,ニューロをはじめ最新の分野もとり入れて基礎知識と思考力,応用力が身につくよう記述した。

1. 序論
1.1 人間情報工学とは
1.2 本書の狙い
1.3 本書の構成
1.4 第1章のまとめ
2. テューリングマシンと計算の理論
2.1 テューリングマシン
2.2 テューリングマシンによる数の計算と計算可能性
2.3 基本的な計算
2.4 相対的に計算可能な関数
2.5 計算可能な関数に関する演習の補題
2.6 合成と最小化
2.7 帰納的関数
2.8 テューリングマシンの自己への適用
3. パーセプトロン
3.1 人工神経回路研究の発祥
3.2 Minsky-Papert理論への序
3.3 図形の幾何学的性質の識別と次数
3.4 変換に関して不変な性質の識別
3.5 オイラー数の認識
3.6 図形スペクトル法
3.7 層化法
3.8 パーセプトロンの学習収束定理
3.9 Minsky-Papertの理論の意義
4. 脳に関する生理学的知見
4.1 概要
4.2 脳の構造
4.3 大脳視覚系の機能
4.4 Hubel-Wieselによる大脳視覚系の研究
4.5 視覚野の構造
4.6 その他の生理学的知見
4.7 神経細胞の構造と機能
4.8 脳とそのモデル
5. 人工ニューラルネットによる連想記憶
5.1 概要
5.2 Postの連想モデル
5.3 アソシアトロン
5.4 アソシアトロンの試作機とその動作
5.5 アソシアトロン型連想記憶の分離度
5.6 連想型モデル一般論
5.7 直交学習と連想
5.8 Hopfieldのモデル
5.9 ボルツマンマシン
5.10 第5章のまとめ
6. 生体工学とニューラルネット
6.1 黎明期の研究
6.2 MarrとAlbusの小脳パーセプトロン論
6.3 Malsburgのモデル
6.4 Marr-Poggioの立体知覚モデル
6.5 バックプロパゲーション
7. 脳の機能を実現する機械
7.1 概要
7.2 視覚系のモデル
7.3 連合野のモデル
7.4 運動を学習するロボット
8. 脳の総合モデル
8.1 概要
8.2 世界像
8.3 合目的的行動を自己形成するロボット
8.4 言語発生のプリミティブモデル
8.5 結び
9. 構造の自己組織化と進化するシステム
9.1 構造の自己組織化
9.2 von Neumannの自己増殖オートマトン
9.3 Penroseのモデル
9.4 進化するシステムへのアプローチ
参考文献
索引

中野 馨(ナカノ カオル)