信号処理工学 - 信号・システムの理論と処理技術 -

テレビジョン学会教科書シリーズ 8

信号処理工学 - 信号・システムの理論と処理技術 -

さまざまな科学・技術の分野で,信号・システムの理論と処理技術が利用され,信号処理工学が重要なものとなっている。本書では,ディジタル信号処理に重点を置いて,信号・システムの理論と処理技術を平明に解説した。

ジャンル
発行年月日
1993/05/20
判型
A5 上製
ページ数
214ページ
ISBN
978-4-339-01058-9
信号処理工学 - 信号・システムの理論と処理技術 -
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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さまざまな科学・技術の分野で,信号・システムの理論と処理技術が利用され,信号処理工学が重要なものとなっている。本書では,ディジタル信号処理に重点を置いて,信号・システムの理論と処理技術を平明に解説した。

─信号・システムの理論と処理技術─,,"1. 信号処理の概要
1.1 信号処理の目的
1.2 信号の形態
1.3 信号処理技術の基礎
  1.3.1 信号とシステムの数学的表現と解析
  1.3.2 信号の標本化と標本化定理
  1.3.3 離散的フーリエ変換とその高速算法
  1.3.4 ディジタルフィルタの回路構成と設計法
  1.3.5 不規則信号の解析
  1.3.6 音声信号処理
  1.3.7 2次元信号処理
2. 連続時間信号の解析
2.1 連続時間信号
2.2 三角級数
2.3 フーリエ級数
2.4 直交関数系
2.5 直交級数
2.6 2乗平均近似
2.7 フーリエ変換
2.8 デルタ関数
2.9 ラプラス変換
演習問題
3. 連続時間システムの特性
3.1 システムの入出力関係とインパルス応答
3.2 伝達関数
3.3 周波数特性
演習問題
4. 離散時間信号の解析
4.1 離散時間信号
4.2 z変換
4.3 離散時間フーリエ変換
4.4 エネルギースペクトル
4.5 ケプストラム
演習問題
5. 離散時間システムの特性
5.1 インパルス応答
5.2 伝達関数
5.3 周波数特性
5.4 安定なシステム
5.5 因果的なシステム
5.6 因果的で安定なシステム
5.7 最小位相システム
5.8 全域通過システム
5.9 直線位相システム
演習問題
6. 信号の標本化
6.1 連続時間信号の標本化
6.2 標本化によって得た離散時間信号のフーリエ変換
6.3 標本化定理
6.4 離散時間信号の再標本化
  6.4.1 連続時間信号に等価な離散時間信号
  6.4.2 データの間引きによる標本化周波数変換
  6.4.3 データの補間による標本化周波数変換
6.5 アナログ信号とディジタル信号との間の相互変換
  6.5.1 直接的な信号形態の変換
  6.5.2 再標本化を利用する信号形態の変換
演習問題
7. 離散的フーリエ変換と高速算法
7.1 離散的フーリエ変換
7.2 DFTと離散時間フーリエ変換との関係
7.3 DFTとz変換の関係
7.4 高速フーリエ変換
7.5 信号の短時間パワー
演習問題
8. ディジタルフィルタ
8.1 フィルタリング
8.2 サブシステムの接続
  8.2.1 縦続接続
  8.2.2 並列接続
8.3 ディジタルフィルタの直接構成
  8.3.1 全零形フィルタの直接構成
  8.3.2 全極形フィルタの直接構成
  8.3.3 極零形フィルタの直接構成
8.4 ディジタルフィルタの縦続構成と併設構成
  8.4.1 縦続構成
  8.4.2 並列構成
8.5 アナログフィルタをもとにするディジタルフィルタ設計
  8.5.1 インパルス不変の方法
  8.5.2 双1次変換法
8.6 直線位相FIRフィルタの設計
8.7 最小位相システムのインパルス応答を利用するフィルタの設計
  8.7.1 最小位相ケプストラム
  8.7.2 最小位相システムのインパルス応答
  8.7.3 極零形フィルタの係数とインパルス応答の関係
  8.7.4 インパルス応答の修正最小2乗近似
  8.7.5 フィルタ係数の決定
演習問題
9. 不規則信号の解析
9.1 確率過程
9.2 確率過程の低次モーメント
  9.2.1 確率過程のモーメント
  9.2.2 相関関数および共分散関数
9.3 定常過程
9.4 共分散関数のスペクトル表現
9.5 低次モーメントとスペクトル密度関数の推定
9.6 平均値の推定
9.7 共分散関数あるいは相関関数の推定
9.8 スペクトル密度関数の推定
  9.8.1 サンプル共分散関数の変換によるスペクトル推定
  9.8.2 変形ピリオドグラムによるスペクトル推定
  9.8.3 LPC法によるスペクトル推定
9.9 対数スペクトルの推定
  9.9.1 対数ピリオドグラム
  9.9.2 準同形法
  9.9.3 対数スペクトルの不偏推定法
演習問題
10. 音声信号処理
10.1 音声信号処理の目的
10.2 音声生成のモデル
  10.2.1 人間の音声生成
  10.2.2 音声生成のディジタルモデル
  10.2.3 音声のパラメータ表現
10.3 音声の分析合成
  10.3.1 PARCOR法による音声の分析合成
  10.3.2 改良ケプストラム法による音声の分析合成
10.4 音声の規則合成
  10.4.1 韻律記号生成
  10.4.2 音韻記号系列の生成
  10.4.3 音源パラメータの生成
  10.4.4 スペクトル包絡パラメータ系列の生成
  10.4.5 音源信号の生成
10.5 音声認識
  10.5.1 特定話者小語彙単語音声認識システム
  10.5.2 音素を認識の基本単位とする連続音声認識システム
演習問題
11. 2次元信号処理
11.1 2次元信号処理の目的
11.2 2次元信号
11.3 2次元信号のz変換
11.4 2次元信号のフーリエ変換
11.5 2次元システムのインパルス応答と伝達関数
11.6 再帰的計算可能な2次元システム
11.7 2次元システムの安定性
11.8 2次元信号に対する離散的フーリエ変換
11.9 離散的余弦変換
  11.9.1 1次元信号に対する離散的余弦変換
  11.9.2 2次元離散的余弦変換
11.10 ウォルシュ・アダマール変換
  11.10.1 ウォルシュ関数
  11.10.2 2次元信号のウォルシュ・アダマール展開
11.11 画像処理
  11.11.1 画像のデータ圧縮
  11.11.2 画像復元
  11.11.3 画像強調
  11.11.4 画像再構成
演習問題
参考文献
演習問題の解答例
索引

今井 聖(イマイ サトシ)