アンテナ基本測定法

アンテナ基本測定法

  • 石井 望 新潟大准教授 博士(工学)

本書は,VHF/UHF帯からマイクロ波帯を中心とする周波数帯における小形アンテナもしくは中規模アンテナのうち,鋭いビームを持たないアンテナを主なターゲットに,アンテナ測定に関する基本技術を解説している。

ジャンル
発行年月日
2011/03/01
判型
A5
ページ数
240ページ
ISBN
978-4-339-00822-7
アンテナ基本測定法
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本書は,VHF/UHF帯からマイクロ波帯を中心とする周波数帯における小形アンテナもしくは中規模アンテナのうち,鋭いビームを持たないアンテナを主なターゲットに,アンテナ測定に関する基本技術を解説している。

1. アンテナ測定のための基礎理論
1.1 伝送線路理論
1.1.1 伝送線路の基本事項
1.1.2 スミスチャート
1.1.3 S パラメータ
1.1.4 インピーダンス整合
1.1.5 Q ファクタと帯域幅
1.2 アンテナ理論
1.2.1 微小電気ダイポール・微小磁気ダイポールによる電磁界
1.2.2 アンテナの界領域
1.2.3 電流分布・磁流分布と電磁界
1.2.4 放射波の性質を表す特性量
1.2.5 利得・放射効率・EIRP
1.2.6 入力インピーダンス
1.2.7 相互インピーダンス
1.2.8 偏波整合
1.2.9 フリスの伝達公式
1.2.10 送受可逆性
1.2.11 スケール則
1.3 誤差と不確かさ

2. アンテナ測定技術の基礎
2.1 測定技術における人的要素
2.2 同軸ケーブルとコネクタ
2.2.1 同軸ケーブル
2.2.2 コネクタ
2.2.3 PC-3.5 とSMA コネクタの接続
2.2.4 コネクタの着脱
2.3 高周波素子
2.4 ベクトルネットワークアナライザ
2.4.1 VNA の概要
2.4.2 校正
2.5 スペクトラムアナライザ
2.6 雑音とダイナミックレンジ
2.7 法的規制

3. インピーダンス測定
3.1 VNA を用いたインピーダンス測定
3.1.1 測定手順
3.1.2 注意事項
3.2 電気長補正
3.2.1 電気長補正の概念
3.2.2 短絡による電気長補正
3.2.3 VNA の時間領域機能を用いた電気長補正
3.3 イメージ法による測定
3.4 ケーブルにおける不平衡電流対策
3.4.1 不平衡電流の影響
3.4.2 バラン
3.5 平衡系アンテナのインピーダンス測定

4. パターン・利得測定
4.1 測定環境
4.1.1 遠方界条件と測定レンジ
4.1.2 電波暗室
4.1.3 送受信装置
4.2 パターン測定
4.2.1 2次元パターン
4.2.2 ポジショナ
4.2.3 円偏波成分パターン
4.2.4 誤差要因
4.3 軸比測定
4.3.1 偏波パターン法
4.3.2 スピンリニア法
4.3.3 直交直線偏波成分の振幅位相測定による偏波特性の決定
4.4 利得測定
4.4.1 比較法
4.4.2 2 アンテナ法および3 アンテナ法

5. 応用測定
5.1 放射電力測定
5.1.1 全球面走査法
5.1.2 変調プローブアレー法
5.1.3 ランダムフィールド法
5.2 放射効率測定
5.2.1 ウィラー法
5.2.2 改良型ウィラー法
5.3 SAR 測定
5.3.1 標準的なSAR 測定法
5.3.2 電界プローブ校正
5.3.3 液剤中における利得測定

付録
A.1 dB 表示
A.1.1 電力比とdB 表示
A.1.2 電圧比・電流比とdB 表示
A.1.3 電力レベル・電圧レベルのdB 表示の例
A.1.4 dB の速算法
A.2 最小二乗法による円の中心と半径の求め方
A.2.1 円の方程式と円の中心と半径
A.2.2 最小二乗法の適用
引用・参考文献
索引

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