電波工学 (改訂版)

電波工学 (改訂版)

本書は,大学学部学生を対象として,電磁波工学の基礎およびアンテナ,電波伝搬を理解することを目的とし,加えて,実際の電波利用について解説した。改訂にあたって,宇宙通信のシステムなど,実例紹介を一部新しい内容にした。

ジャンル
発行年月日
2005/05/10
判型
B5
ページ数
206ページ
ISBN
978-4-339-00773-2
電波工学 (改訂版)
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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本書は,大学学部学生を対象として,電磁波工学の基礎およびアンテナ,電波伝搬を理解することを目的とし,加えて,実際の電波利用について解説した。改訂にあたって,宇宙通信のシステムなど,実例紹介を一部新しい内容にした。

1 序論

2 伝送線路

3 平面波
3.1 マクスウェルの方程式
3.2 波動方程式と平面波
3.3 媒質の固有伝搬定数
  3.3.1 無損失誘電体(σ=0)
  3.3.2 良導体(σ≫ωε)
  3.3.3 損失性媒質(σ≠0)
3.4 平面波の反射と透過
  3.4.1 境界条件
  3.4.2 平面波の垂直入射
  3.4.3 斜入射波の反射と透過
3.5 散乱・回折
3.6 群速度
3.7 偏波

4 電磁波の境界値問題
4.1 波動方程式の一般解
  4.1.1 直角座標
  4.1.2 円柱座標
  4.1.3 極座標
4.2 導波管内の電磁界分布
  4.2.1 方形導波管
  4.2.2 TE10モードの電磁界
  4.2.3 円形導波管
4.3 キャビティ
  4.3.1 方形キャビティ(TEmnp,TMmnp)
  4.3.2 円柱キャビティ
  4.3.3 球形キャビティ
  4.3.4 空洞共振器のQ
4.4 平面波の散乱
  4.4.1 円柱座標での散乱問題
  4.4.2 極座標での散乱問題

5 アンテナ
5.1 アンテナの分類
5.2 電磁波の放射
  5.2.1 電流源,磁流源からの放射
  5.2.2 遠方放射界
5.3 微小波源による放射
  5.3.1 微小ダイポールからの放射界
  5.3.2 微小ループアンテナからの放射界
5.4 直線状アンテナ
  5.4.1 直線状アンテナの放射界(遠方放射界)
  5.4.2 直線状アンテナの放射界(近傍界も含めて)
  5.4.3 直線状アンテナの入力インピーダンス
  5.4.4 2本の直線状アンテナ間の相互インピーダンス
5.5 アンテナパラメータ
  5.5.1 指向性
  5.5.2 利得
  5.5.3 入力インピーダンス
5.6 その他の線状アンテナ
  5.6.1 ループアンテナ,ヘリカルアンテナ
  5.6.2 板状アンテナ
5.7 アレイアンテナ
  5.7.1 ユニフォームアレイ
  5.7.2 アレイアンテナの副ローブ抑圧
  5.7.3 アレイによる指向性合成
  5.7.4 ビーム操作アンテナ
5.8 開口面アンテナ
  5.8.1 開口面からの放射
  5.8.2 方形開口面からの放射(ホーンアンテナ)
  5.8.3 円形開口面からの放射(ホーンアンテナ,パラボラアンテナ)
5.9 その他のアンテナ
5.10 円偏波発生アンテナ
5.11 アンテナの測定
  5.11.1 指向性
  5.11.2 利得
  5.11.3 入力インピーダンス

6 電波伝搬
6.1 電波伝搬の分類
6.2 地上波伝搬
6.3 大気中の伝搬
6.4 電離層伝搬
6.5 フェージング
  6.5.1 見通し内伝搬
  6.5.2 見通し外伝搬
  6.5.3 ダイバーシチ受信
6.6 宇宙通信
  6.6.1 電波の窓
  6.6.2 自由空間損失
  6.6.3 アンテナ温度とG/T

7 電波応用
7.1 電磁波を利用した技術
7.2 レーダ
  7.2.1 目標物の位置標定
  7.2.2 レーダ方程式
  7.2.3 パルスレーダの構成
  7.2.4 分解能
  7.2.5 種々のレーダ
7.3 電波航法
  7.3.1 双曲線航法
  7.3.2 直距離・方位(ρ,θ)による航法
  7.3.3 NNSS,GPS
  7.3.4 進入・着陸システム
7.4 テレメトリ
  7.4.1 テレメトリ(遠隔計測)
  7.4.2 テレコントロール
  7.4.3 回線設計
  7.4.4 テレメトリ,テレコントロールの例
7.5 リモートセンシング
  7.5.1 概要
  7.5.2 気象衛星NOAAとそのデータ取得
7.6 合成開口レーダ
  7.6.1 原理
  7.6.2 システム構成
  7.6.3 画像処理
7.7 マイクロ波放射計
  7.7.1 観測原理
  7.7.2 システム構成
7.8 GPS
  7.8.1 GPSの概要
  7.8.2 情報の解読
  7.8.3 衛星の軌道決定
  7.8.4 観測点位置の決定
7.9 周波数標準
  7.9.1 ルビジウムガスセル形原子標準器
  7.9.2 セシウムビーム形標準器
  7.9.3 水素メーザ標準器
7.10 環境電磁工学
  7.10.1 雑音電波の測定
  7.10.2 電波暗室
  7.10.3 イミュニティの測定
  7.10.4 電波吸収体の特性測定法
  7.10.5 導電性材料のシールド効果測定法
付録
参考文献
演習問題解答
索引

長谷部 望(ハセベ ノゾム)