回路システム

回路システム

本書は,三相回路,フーリエ級数,フーリエ変換,ラプラス変換,伝達関数,分布定数回路の全6章から構成されている。わかりやすい説明とともに,豊富な例題と演習問題を随所に入れた大学のテキストとして最適の書。

ジャンル
発行年月日
1999/04/16
判型
A5
ページ数
272ページ
ISBN
978-4-339-00707-7
回路システム
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

3,740(本体3,400円+税)

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本書は,三相回路,フーリエ級数,フーリエ変換,ラプラス変換,伝達関数,分布定数回路の全6章から構成されている。わかりやすい説明とともに,豊富な例題と演習問題を随所に入れた大学のテキストとして最適の書。

1 平衡三相回路
 1.1 平衡三相電圧
 1.2 三相電圧源
 1.3 Y-Y回路の解析
 1.4 Y-△回路の解析
 1.5 △-Y回路の解析
 1.6 △-△回路の解析
 1.7 平衡三相回路における電力の計算
 1.8 平衡三相回路における平均電力の測定
 問題

2 フーリエ級数
 2.1 エネルギーと平均電力
 2.2 周波数のフーリエ級数展開
  2.2.1 フーリエ級数の決定方法
  2.2.2 第n高調波の大きさ
 2.3 フーリエ係数に関する対称性の効果
  2.3.1 偶関数の対称性
  2.3.2 奇関数の対称性
  2.3.3 1/2波の対称性
  2.3.4 1/4波の対称性
 2.4 三角関数形を用いたフーリエ級数の別の表現
 2.5 フーリエ級数の回路解析への応用例
 2.6 周期関数の平均電力の計算
 2.7 周期関数の実効値
 2.8 指数形のフーリエ級数
 2.9 振幅スペクトルと位相スペクトル
 2.10 平均2乗誤差
 問題

3 フーリエ変換
 3.1 パルス信号
 3.2 フーリエ変換の諸定理
 3.3 特異な信号のフーリエ変換
 3.4 フーリエ変換の回路解析への応用例
 3.5 パーセバルの定理
 3.6 インパルス関数による任意の信号の表現
  3.6.1 階段近似
 3.7 インパルス関数
  3.7.1 インパルス関数の和で信号χ(t)を表現
 3.8 畳込み積分
 3.9 畳込み積分の計算
 3.10 畳込みのフーリエ変換
  3.10.1 インパルス応答のフーリエ変換
  3.10.2 畳込みのフーリエ変換
 3.11 線形システムの応答
 3.12 フィルタ
 3.13 フーリエ変換の限界
 問題

4 ラプラス変換
 4.1 複素フーリエ積分変換
 4.2 ラプラス変換
 4.3 ラプラス変換の基本公式
  4.3.1 定数の変換
  4.3.2 指数関数のラプラス変換
  4.3.3 指数虚数関数のラプラス変換
  4.3.4 三角関数のラプラス変換
  4.3.5 双曲線関数のラプラス変換
  4.3.6 複素指数関数のラプラス変換
  4.3.7 もっと複雑な関数のラプラス変換
  4.3.8 正弦波に関するその他の計算
  4.3.9 微分のラプラス変換
  4.3.10 積分のラプラス変換
 4.4 ラプラス変換の回路解析への応用例
 4.5 逆変換の性質
 4.6 1次回路と2次回路
  4.6.1 1次回路
  4.6.2 2次回路
 問題

5 伝達関数
 5.1 線形システム
 5.2 伝達関数
 5.3 自然応答と強制応答
 5.4 伝達関数の極とゼロ点
  5.4.1 無限点におけるゼロ点
  5.4.2 無限点における極
 5.5 安定性
  5.5.1 負の実軸上の極
  5.5.2 左半平面における複素極
  5.5.3 正の実軸上の極
  5.5.4 右半平面における複素極
  5.5.5 原点における極
  5.5.6 jω軸上の極
 5.6 伝達関数の代数
  5.6.1 縦続接続
  5.6.2 並列接続
  5.6.3 フィードバックループ
 5.7 2次のステップ応答の形
 問題

6 分布定数回路
 6.1 伝送システム問題の定式化と分布定数回路論
 6.2 電磁波の分類
 6.3 分布定数回路解析に関する仮定
 6.4 分布定数回路の基本式
 6.5 基本式の解
 6.6 基本方程式の解の考察
  6.6.1 特性抵抗Rcと位相定数β
  6.6.2 e-jβzの意味と関連する性質
  6.6.3 ejβzについて
 6.7 電圧,電流の表現式
  6.7.1 VR,IRを用いた表現式
  6.7.2 座標軸の変更
  6.7.3 三角関数を用いての表現
  6.7.4 反射係数
 6.8 分布定数回路の入力インピーダンス,反射係数
  6.8.1 入力インピーダンスの定義
  6.8.2 規格化入力インピーダンス
  6.8.3 任意点での反射係数
  6.8.4 反射係数の性質
  6.8.5 入力インピーダンスの具体的な求め方
  6.8.6 入力インピーダンスに関する一般的な法則
 6.9 スミスチャート
  6.9.1 別の観点から見たインピーダンスの計算法
  6.9.2 スミスチャートの基本原理
  6.9.3 電圧定在波分布から負荷インピーダンスを求める方法
  6.9.4 アドミタンススミスチャート
 問題

付録―実際のスミスチャート―
参考文献
問題解略
索引

椎塚 久雄(シイヅカ ヒサオ)