電子回路基礎

電子回路基礎

本書は電子回路の入門書であり,基礎的,原理的な事項に重点を置いている。動作解説には,数学的な記述と同時に回路図や流れ線図を多く用い,定性的にも理解できるよう配慮している。表現は平易でわかりやすさを基本としている。

ジャンル
発行年月日
1998/07/10
判型
A5
ページ数
246ページ
ISBN
978-4-339-00690-2
電子回路基礎
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定価

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本書は電子回路の入門書であり,基礎的,原理的な事項に重点を置いている。動作解説には,数学的な記述と同時に回路図や流れ線図を多く用い,定性的にも理解できるよう配慮している。表現は平易でわかりやすさを基本としている。

1 序論
 1.1 電子技術の発展小史
 1.2 電子回路の構成と機能
2 半導体素子
 2.1 ダイオード
  2.1.1 構造と動作原理
 2.2 トランジスタ
  2.2.1 構造と接続法
  2.2.2 動作原理
  2.2.3 静特性
 2.3 電界効果トランジスタ(FET)
  2.3.1 JFETの動作と静特性
  2.3.2 MOSFETの動作と静特性
  2.3.3 FETの接地方法と3定数
 演習問題
3 電子回路の基礎
 3.1 能動素子の取扱い方
  3.1.1 記号の定義
  3.1.2 電圧源と電流源
  3.1.3 線形四端子回路と等価回路
  3.1.4 hパラメータ
  3.1.5 yパラメータ
  3.1.6 パラメータの相互変換
  3.1.7 接地方式間のパラメータの変換
 3.2 トランジスタ回路の基礎
  3.2.1 バイアス回路
  3.2.2 トランジスタ回路のバイアス
  3.2.3 FET 回路のバイアス
  3.2.4 T形等価回路
  3.2.5 T形定数とhパラメータの関係
  3.2.6 高周波T形等価回路
 演習問題
4 増幅回路
 4.1 増幅回路の基礎
  4.1.1 増幅作用
  4.1.2 動作量と基本特性
  4.1.3 図式解析法
 4.2 低周波増幅回路
  4.2.1 RC結合増幅回路
  4.2.2 RC結合トランジスタ増幅回路
  4.2.3 RC結合FET増幅回路
  4.2.4 多段増幅回路の周波数特性
 4.3 周波数選択増幅回路
  4.3.1 並列共振回路の性質
  4.3.2 単一同調増幅回路
 4.4 直流増幅回路
 4.5 負帰還増幅回路
  4.5.1 帰還の基礎
  4.5.2 負帰還増幅回路の利点
  4.5.3 負帰還の方式
  4.5.4 負帰還増幅回路の実例
 4.6 電力増幅回路
  4.6.1 電力増幅回路の動作点による分類
  4.6.2 A級電力増幅回路
  4.6.3 B級プッシュプル電力増幅回路
  4.6.4 OTL増幅回路
  4.6.5 相補対称SEPP増幅回路
  4.6.6 C級増幅回路
  4.6.7 電力用トランジスタの温度上昇と放熱
 4.7 インピーダンス変換増幅回路
 4.8 増幅回路の雑音
  4.8.1 雑音指数
  4.8.2 抵抗体から発生する雑音
  4.8.3 トランジスタから発生する雑音
 演習問題
5 発振回路
 5.1 発振回路の構成
 5.2 発振回路の種類
 5.3 発振条件
  5.3.1 ループ利得による解法
  5.3.2 hパラメータによる解法
 5.4 LC 発振回路
  5.4.1 誘導結合形発振回路
  5.4.2 3点接続発振回路
 5.5 水晶発振回路
  5.5.1 ピアース発振回路
  5.5.2 無調整回路
 5.6 RC発振回路
  5.6.1 移送形発振回路
  5.6.2 ターマン発振回路
  5.6.3 ウィーンブリッジ発振回路
 演習問題
6 変調および復調
 6.1 変調、復調回路の構成
 6.2 振幅変調
  6.2.1 振幅変調の原理
 6.3 振幅変調回路
  6.3.1 コレクタ変調回路
  6.3.2 リング変調回路
 6.4 振幅変調波の復調回路
  6.4.1 直線検波回路
  6.4.2 SSBの復調回路
 6.5 角度変調
  6.5.1 周波数変調
  6.5.2 位相変調
 6.6 周波数変調回路
  6.6.1 直接周波数変調
 6.7 周波数変調波の復調回路
  6.7.1 スロープ復調回路
  6.7.2 フォスター・シーリー周波数弁別回路
 演習問題
7 電源回路
 7.1 整流回路の特性
 7.2 整流回路
  7.2.1 半波整流回路
  7.2.2 全波整流回路
  7.2.3 倍電圧整流回路
 7.3 平滑回路
  7.3.1 コンデンサ入力形平滑回路
  7.3.2 チョークコイル入力形平滑回路
  7.3.3 LCの組合せ平滑回路
 7.4 直流定電圧回路
  7.4.1 直流制御形定電圧回路
 演習問題
8 演算増幅器とその応用
 8.1 演算増幅器の基礎
  8.1.1 理想演算増幅器
  8.1.2 反転増幅器
  8.1.3 非反転増幅器
  8.1.4 電圧ホロワ
  8.1.5 差動入力増幅器
 8.2 実際の演算増幅器
  8.2.1 オフセットとドリフト
  8.2.2 スルーレート
  8.2.3 周波数特性
 8.3 演算増幅器の応用
  8.3.1 加算回路と減算回路
  8.3.2 積分回路
  8.3.3 微分回路
  8.3.4 比較回路
  8.3.5 対数増幅回路と逆対数増幅回路
  8.3.6 絶対値回路
  8.3.7 発振回路
 演習問題
9 パルス波形
 9.1 パルス波形の定義
 9.2 パルス波形と周波数成分
 9.3 単位ステップ関数
 9.4 受動回路のパルス応答
  9.4.1 RC回路の応答
  9.4.2 RL回路の応答
  9.4.3 高域補償回路
 9.5 ダイオードのスイッチング特性
 9.6 トランジスタのスイッチング特性
 9.7 トランジスタの過渡応答
 9.8 インバータ回路
 演習問題
10 パルス発生回路
 10.1 マルチバイブレータ
 10.2 無安定マルチバイブレータ
 10.3 単安定マルチバイブレータ
 10.4 双安定マルチバイブレータ
  10.4.1 フリップフロップ回路
  10.4.2 シュミットトリガ回路
 10.5 ブロッキング発振回路
 10.6 同期と文周
 10.7 直線掃引回路
  10.7.1 RC積分回路
  10.7.2 ミラー積分回路
  10.7.3 ブートストラップ回路
11 パルス波形操作回路
 11.1 時間操作回路(リニアゲート回路)
 11.2 振幅操作回路(振幅選択回路)
  11.2.1 リミッタ回路およびクリップ回路
  11.2.2 スライス回路
  11.2.3 クランプ回路(レベル変換回路)
 演習問題
 演習問題の解答
 索引

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