光波工学

光波工学

広い裾野をもつレーザ利用技術を学ぶためには,かなり広範囲の学問分野をカバーしなければならない。本書は波動としての光の基本的性質,光導波路,グレーティングおよびガウスビームの散乱・回折等を扱い,教科書として利用できる。

ジャンル
発行年月日
1996/10/15
判型
A5
ページ数
156ページ
ISBN
978-4-339-00663-6
光波工学
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定価

2,420(本体2,200円+税)

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広い裾野をもつレーザ利用技術を学ぶためには,かなり広範囲の学問分野をカバーしなければならない。本書は波動としての光の基本的性質,光導波路,グレーティングおよびガウスビームの散乱・回折等を扱い,教科書として利用できる。

1. 序論
1.1 コヒーレント光波の応用
参考文献
2. 光波の波動理論
2.1 マクスウェルの方程式と波動方程式
2.2 平面波とその性質
2.3 円筒波とその性質
2.4 球面波とその性質
2.5 ガウスビーム波とその性質
  2.5.1 基本ビーム波
  2.5.2 高次ビーム波
2.6 平面光波と偏光
  2.6.1 平面光波(平面電磁波)
  2.6.2 平面光波の偏光
演習問題
参考文献
3. 媒質の境界面における平面光波の反射と透過
3.1 異媒質境界におけるスネルの法則
3.2 フレネル係数
3.3 電力反射係数と電力透過係数
3.4 全反射とエヴァネッセント波
演習問題
参考文献
4. 光ファイバの基礎─導波理論
4.1 スラブ導波路
  4.1.1 導波モードの光線近似による解釈
  4.1.2 波動光学による導波モードの導出
4.2 光ファイバ
  4.2.1 通信用光ファイバの構造
  4.2.2 光ファイバの導波理論
  4.2.3 LPモード
4.3 その他の光ファイバ
  4.3.1 分布屈折率型ファイバ
  4.3.2 偏波面保存ファイバ
  4.3.3 機能光ファイバ
  4.3.4 プラスチックファイバ
演習問題
参考文献
5. グレーティングの基礎
5.1 グレーティング方程式
5.2 反射型グレーティング
  5.2.1 レイリー展開による解析
  5.2.2 物理光学近似法(Kirchhoff近似法)
  5.2.3 積分法
演習問題
参考文献
6. ガウスビームの散乱・回折
6.1 ガウスビームの表示
  6.1.1 平面波スペクトラム表示
  6.1.2 複素座標波源による表示
6.2 ガウスビームの2次元散乱問題
  6.2.1 円柱によるガウスビームの散乱
  6.2.2 正弦波状導体グレーティングによるガウスビームの回折
  6.2.3 光ディスクピットからの光ビーム散乱
  6.2.4 ランダム面によるエルミート・ガウスビームの散乱
演習問題
参考文献
付録
. ベクトル
. ベッセル関数
. 鞍部点法
. 確率に関する公式
参考文献
索引

小嶋 敏孝(コジマ トシタカ)