音響工学

電子情報通信学会 大学シリーズ F-12

音響工学

古い歴史をもつ音響工学は,応用技術の進展・研究等が新風を吹き込んでいる新しい学問でもある。本書はこのような斯学を電子・通信工学者の常識として理解されるよう,基礎から説き起こし平易に解説した。

ジャンル
発行年月日
1982/10/30
判型
A5 上製
ページ数
196ページ
ISBN
978-4-339-00040-5
音響工学
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定価

2,640(本体2,400円+税)

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古い歴史をもつ音響工学は,応用技術の進展・研究等が新風を吹き込んでいる新しい学問でもある。本書はこのような斯学を電子・通信工学者の常識として理解されるよう,基礎から説き起こし平易に解説した。

1. 概論
1.1 音響学から音響工学へ
1.2 音響工学の応用
  1.2.1 通信への応用
  1.2.2 測定への応用
  1.2.3 音による加工
  1.2.4 騒音防止
2. 1次元の音波
2.1 波動方程式
2.2 平面波
2.3 音響管
2.4 音響フィルタ
2.5 ホーン
演習問題
3. 機械振動
3.1 単一共振系
3.2 弦の振動
3.3 棒のたわみ振動
3.4 膜の振動
3.5 板のたわみ振動
演習問題
4. 自由空間の音波
4.1 球面波
4.2 二重音源
4.3 無限大バッフル中の円形振動板
  4.3.1 近傍音場特性
  4.3.2 正面軸上音圧特性
  4.3.3 放射インピーダンス
4.4 指向性
演習問題
5. 囲いの中の音
5.1 円筒形の囲い
5.2 直方体の囲い
5.3 不規則な囲い
  5.3.1 過渡状態
  5.3.2 定常状態
演習問題
6. 音と電気
6.1 電気音響変換
  6.1.1 動電変換
  6.1.2 電磁変換
  6.1.3 静電変換
6.2 電気音響変換器の特性制御
6.3 電気音響結合系
6.4 マイクロホン感度の校正
演習問題
7. 音響信号のディジタル処理
7.1 時間領域と周波数領域
7.2 サンプリング
7.3 同期加算
7.4 クロススペクトルとコヒーレンス関数
7.5 音響フィルタのディジタル表現
7.6 レスポンスからの伝達関数の推定
7.7 レスポンスからのフィルタの推定
演習問題
8. 音と人間
8.1 聴覚の生理
8.2 聴覚の心理
8.3 音声の生成
8.4 音声の伝送
8.5 騒音
  8.5.1 騒音の測定
  8.5.2 騒音の生理的影響
  8.5.3 騒音の心理的評価にもとづく推奨値
  8.5.4 騒音の規制
演習問題
演習問題解答
索引

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